医師会にて画像管理の説明を行いました

画像管理について医師会への説明を行いました。

簡単に言うと、画像CDの既存運用の課題解決策としての説明です。

現在、医療機関ではフィルムレス化が進み画像CDでの提供を行っている施設を多く見かける機会が増えてきました。それに伴う受け取り手での課題について知り合いの先生から聞いていたので、その解決策として説明を行いました。

まず、主な課題は画像CDを読み込み参照するまでに時間が掛かるという事。

診察時に、パソコンにCDを入れて画像参照をするまでに3分~5分掛かり、1人当たりの診察時間が掛かってしまいます。これでは診察業務の時間効率が落ちてしまい、診察待ちの患者が増えていきサービス低下につながります。

また、フィルム同様画像CDの保管場所の確保が必要なこと。

フィルムほどスペースは使わなくなりましたが、提供されるCDは溜まっていくので保管場所の確保は必要であること、カルテ同様に解釈すると画像保管期間は5年となっていますが、実際それ以上の期間の保管は必要になっているのが現状です。

画像管理システム(PACS)は高価

検査機器を所有したある程度の病院であれば、自院で発生する画像の管理のためにシステムを導入しますが、クリニックなどでは自院で発生する画像よりも病院などから提供される画像が多いとおもいます。加えてその導入コストが300万円ほど掛かかり、クリニックではとても手は出せません。

無料ソフトで画像管理

高価なシステムは導入できないが、画像管理を行いたい要望を叶えてくれるのが無料ソフトウェアを活用した画像管理です。以前にもご紹介している無料PACSです。

 

 

パソコンが1台あれば、画像管理ができるようになります。
画像CDが手元に届いたときに、パソコンに取り込んでおけば診察時に画像をパッと見せることができるとおもいます。また画像を取込んで運用しバックアップを行うことで、CD劣化による参照できないなどの回避ができると思います。

ただし、自己責任で行う必要があります。

これは製品ではないので、設定や運用はご自身で行っていただくことになります。
私としては、設定のお手伝いをすることはできますが保守管理まではできません。
すべてお任せで画像管理を行いたい場合は、製品を購入し業者に保守管理を任せるのが良いと思います。
どちらを選択するかは、実際の業務運用と照らし合わせて考えてみてください。

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