先日、行政と医師会による合同の新型コロナウイルスワクチンに対する集団接種訓練を行いました。
基本的にどの自治体においても、接種の流れ自体は変わりませんが、加須市においては地域で活用している健康医療情報の共有を活用しています。
以下は利用シーンです。
情報活用その①:予診票の確認時
接種受診者は、予診票を記入してもらいますが、その内容に不備があった場合、本人が忘れている場合などに対応するため、情報の参照を行い確認を行いながら予診票を記入していきます。
情報活用その②:副反応等救急対応時
接種後、副反応やアナフィラキシー等により、現場での救急処置および救急搬送が必要になった際に、情報を元に搬送に活用されます。その際に、緊急連絡先等を参照し、家族等にも連絡できるようになっています。
地域住民のため、動く行政として接種時の対応を含めた運用を考えることは大切ですが、日毎から住民自身による健康医療情報の管理ができているからこその活用かと思います。
こうして、私が構築に携わったシステムが、地域のために活用されることは大変喜ばしいことと思う反面、より地域で活用されるしくみを構築していかなければならないプレッシャーともなりますが、頑張りたいと思います。
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