ITEM2016

毎年、ITEM2016には勉強のために参加しています。

様々な医療機器は着実に進歩していることが、毎年参加することで分かります。

今回、X線に関するポイントに着目して色々と見て回りました。

まずひとつめとして

低被ばく検査を行うことのできるCTの開発が進んでいます。

逐次近似法とよばれる画像再構成の処理によって、少ない被ばく量で画像が得られる技術が進化していました。必要な検査の被ばくについては線量の限度はありませんが、できるだけ少ないことに越したことはありません。

二つめとして

軟骨情報の描出がX線撮影で可能になったこと。

これまでリウマチなどの骨診断にはMRIなどによる撮影を行ってきました。MRI撮影には受診者の各種条件が整わないと実施できなかったり、撮影時間や手間がかかることもありますが、X線撮影において初期の段階から軟骨撮影ができることで病状の診断と治療が可能となります。

詳しい情報は、こちら

診療放射線技師としては、適切な線量にて検査を行う事を生業としています。低被ばくでよりよい画像が撮れる技術、また、同じ検査による被ばくでもより情報量のある画像が得られる技術が発達することはとてもうれしく思います。

 

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