救急運用検討と臨床検査会社協力体制つくり

とねっと

現在、とねっとでは共有情報を活用した救急運用を行っています。

また、クリニックにおける外注した臨床検査の結果を、検査会社が代行してとねっとへ連携しています。

今回のとねっと更新について、上記の2点についてヒアリングを行いました。

救急運用

共有情報の中で救急搬送に必要な情報を専用画面にて、救急隊員が参照し円滑な搬送を行っています。

とねっとの情報参照により救急搬送時間の短縮が一部では確認されています。

その運用に対して、更新に当たってカイゼンをするべきヒアリングを行いました。

その結果、これまで以上に迅速な参照と必要情報の追加を求められました。

参照方法を検討し迅速に参照できることは比較的たやすいですが、

情報の追加で検討すべき内容がありました。

  1. ADLおよび障がい児者情報
  2. DNAR

1については項目を整理し載せることは可能です。

問題は2であり、あまり地域では馴染みの少ない内容となっています。

要するに、患者本人や家族による事前指示書(終末期の在り方)を残してもらい、その内容に従ってかかりつけ医を中心とした医療介護スタッフの連携を行い、救急搬送にも活用するということです。

この内容について、十分に地域で議論する必要があります。

詳しい内容は、また改めて書かせていただきますが、今回のシステム実装に向けての検討では、これら指示書そのものをシステム上に置くのではなく、その有無についてのみの運用として検討しています。

地域のローカルルールに基づいた終末期運用が行うことを想定し、救急隊員はその有無の把握を可能とすることでまとめていきます。

 

臨床検査会社協力体制

中核病院では、電カルとの連携により検査値が「とねっと」へと共有します。

しかし、クリニックの情報を連携するためには、手入力等の手間がありなかなか反映することができません。

当初から「とねっと」では、予想していたのでクリニックから外注している臨床検査会社との対話により、協力していただける臨床検査会社からクリニックで発生した検査値情報を「とねっと」へ共有していただいています。

今回検討すべきは、できるだけたくさんの検査会社を「とねっと」へ参加していただくための、低コスト接続の検討を行っています。

既に9社との話し合いを進めており、臨床検査会社の考えも改めてヒアリングし接続検討を行っています。

 

 

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